グーグルアドセンスは、ドルを円換算して収入計上する必要があります。
入金時には、同じレートとは限りませんので、為替の変動による損益を把握しなければなりません。
具体的な仕訳の例を挙げると、
例えば、10月のアドセンスの収入が100ドルで、適用しているレートが1ドル=100円だった場合
売掛金 / 売上高 10,000円 です。
売上は、
グーグルアドセンスの収入の記事にあるように、1ヵ月単位の収益合計で計上しても大丈夫です。
次に振り込まれた時のレートが、1ドル=95円だった場合の仕訳は、
普通預金 / 売掛金 9500円
為替差損 / 売掛金 500円
という二つの仕訳を切ります。
逆に1ドル=105円と儲かった場合には、
普通預金 / 売掛金 10,000円
普通預金 / 為替差益 500円
という二つの仕訳を切ります。
最終的に確定申告する場合は、為替差益と為替差損を相殺して、
為替差益の方が大きければ「雑収入」
為替差損の方が多ければ、「為替差損」や「雑損失」
などで処理しましょう。
ただし、上記のような処理をすべきなのは、青色申告をする場合です。
白色申告の場合で、消費税の納税義務者となる年間1000万円の売上に届くようなことがない場合は、ここまで厳密に処理する必要はありません。
入金時に入金時の金額で、収入計上すれば、税金の金額も変わりませんので、まず問題ないでしょう。
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